抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ウルマンは,経験的に,企業にとって賃金と求人コストは,負の関係にあるとするが,労働市場の行動を理論的モデルにより分析すれば,利潤の極大化を前提とする限り,企業の賃金と求人コストは,正の関係にある。また若干の観察例もこれを支持するように思われる。ただし,ウルマンの経験的発見が理論的に支持されるのは,賃金が硬直性や設定の過誤によって,労働市場の動きに対応しない場合であり,賃金と逆行した,求人のための情報コストの調整によって,企業規模に影響されずに,雇用は増感する。ウルマンの発見は,統計的手法のミスは別として,はからずも,労働市場の重要な本質を,示唆している