抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酸型r-ポリグルタミン酸のコンホメーションを旋光分散とIRによって研究.pH=9.0.4.7,2.5でのHr-PGAの旋光分散曲線は230mμに谷のある負のCotton効果を示し,谷の深さはpHが減少するにつれて深くなる.この谷の出現は酸性媒質中でとけているポリマーはβ型で,らせん構造でないことを示す.KBr錠剤で得られたNar-PGAとHr-PGAのIRから,Hr-PGAではアミドI吸収帯が1,630cm
-1(強)と1,650cm
-1(弱)に現われ,アミドII吸収帯が1,530cm-1(強)と1,550cm
-1(弱)にあり,β型であることが判明.Nar-PGAではランダムコイル状態のアミドIとアミドIIが観察された.これらの結果から,r-PGA分子は酸性溶媒中ではおそらくβ型で存在し,β型分子のシートが折りだたまれた縮んだ形をとっていると思われる:参10