抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昭和43年5月16日の「1968年十勝沖地震」によって青森県南東部を占める火山灰地域において山腹斜面の崩壊が各所で発生した。本報告は軟弱な火山灰より構成されている山腹斜面について地形,地質および土質に関する特徴を検討し,その結果と崩壊発生との関達性を明らかにしたものである。その結果,各崩壊地とも地質構造上特定の層準のか所が境界となって崩落が生じており,この境界部を構成する火山灰土は支持力が小さく,かつある程度以上の振動荷重によってそのせん断強度が著しく低下する性状をもっていることが判明した。したがって,今回の崩壊は特定の層準のか所において繰返しの地震力による著しい強度低下が生じたことが原因となって生じたものと推定される;写図27表8参6