抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アトロピンより副作用の少ないと期待されるAD-122の各種平滑筋における鎮けい作用,Shavラットによる抗かいよう,胃液分泌抑制作用および一般薬理作用を検討.モルモット摘出腸管において抗アセチルコリン(ACh)作用はモル濃度比でアトロピンの1/2倍,スコポラミンの4.6倍の効力であり,モルモット摘出ぼうこう切片に対する抗ACh作用はg/ml濃度比でアトロピンの1/14倍であった.ウサギ摘出腸管における自動運動抑制作用はアトロピン3.3倍であり、ラット子宮における抗ACh作用はアトロピンの6.6倍の効力である.Shayラットにおける抗かいよう作用,胃液分泌抑制作用はアトロピン,スコポラミンに比しやや強く抑制する.ラットにおいて2~4mg/kgで一過性の血圧下降,それに引続いて持続的血圧上昇作用がみられた.ウサギのだ液分泌抑制作用はアトロピンよりやや強力である.LD
50(静注)は8,2mg/kgであった:参7