抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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各種菌株の糖化酵素によるでんぷんの糖化糸状菌によって生成された糖混合物の比旋光度と分解率を反応の各領域で追跡し,これらの相互関係において,酵素と基質に存在する問題を取りあげ検詞した.糖化酵素による諸反応を比旋光度(SR)と分解率(DE)との関係で求めると,各菌種により特徴的な反応曲線が得られた.すなわち,主として加水分解反応と転移反応とからなる分解過程と,その折返しから始まる逆合成過程にわけられた,菌の種類により,α1-6グルコシド結合のみからなる逆合成推定曲線から大きくずれるものがあるので,転移生成物として,比旋光度の低いゲンチオビオースなどのβ-結合を含む転移酵素の存在を考える必要があった.逆合成過程での主反応は,糖化型アミラーゼによるぶどう糖からの逆合成と考えた:参11
