抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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脱コレステリン作用の強い植物油の中で,不けん化物の有効な油として米油(R)を,リノール酸の有効な油としてサフラワオイル(S)をえらび混合比を変えて相乗効果の有無を検討するため人体実験を行なった.R100%,R85S15%,R70S30%,R50S50%,S100%の5種の油を60gずつ19~21歳の健康な女子10名ずつ5群に7日間食べさせ,前後と途中2回採血し血清コレステリンを分析した.脱コレステリン作用は単独の場合,Rは-15%,Sは-13%であるが混合比により有効性は著しく異なり,7:3の場合に-26%と最高の有効性を示し,5:5では-11%と低下した.5種の油の有効性は大きさの順序で,R70S30%>R85S15%>R100%>S100%>R50S50%となった:参6