抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シクロヘキサン中でのガンマ線照射によるエチレン(30kg/cm
2)と四塩化炭素との反応を常温で行なった。得られた液状-および固体状-生成物のIRスペクトルおよび示差熱分析曲線をもとにして,これらの生成物の構造を考察した結果,液状生成物は,エチレンー四塩化炭素テロマーであり,固体生成物は分子構造および分子量がわずかに異なる3種の成分から成立っていることをたしかめた。また,反応過程を明らかにするために,エチレンー(エチレンー四塩化炭素テロマー)一シクロヘキサン系のガンマ線照射でできる固体生成物もしらべた結果,この反応は段階的に進行し,第1段階はテロメリゼーションの反応であり,第2段階では,第1段階でできたテロマーへのエチレンのグラフト重合がおこることを結論した(松井 正夫)