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J-GLOBAL ID:201602006408432320   整理番号:70A0355890

テノイルトリフルオロアセトン(TTA)と臭化物によるガリウム-Iの混合錯体

Some mixed complexes of gallium-I. With thenoyltrifuoroacetone and bromide.
著者 (2件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 483-491  発行年: 1970年 
JST資料番号: C0301A  ISSN: 0022-1902  CODEN: JINCAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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臭化物水溶液-TTA有機溶媒抽出系におけるGa(III)の挙動が検討された。NaBr-HBrおよびLiBr-HBr水溶液を用い,TTAベンゼン溶液およびTTA-クロロホルム溶液との間のGa(III)の分配状態を各種の実験条件において求めた。振とう機(±300回/min)による平衡時間の確認,分配比(D)の依存性の要因についてここで詳しく検討した。Ga(III)の分配に関しての測定は72Ga(γ,14h)を利用しNaI(Tl)検出器によるγ-スペクトロメトリーと分光光度法を採用した。有機層中のBr-の定量はハイポブロマイト-フェノールレッド法によった。2.27Mおよび4.27M-NaBrに関しては化学量論的見地から次の全反応式が提示できる;Ga3+aq+2HTor+H2O.←→.=GaT2OHor+3H+4aq一方,TTAとリガンドとしてのBr-との間の競争反応が有機層において考えられ,その結果としてして次の全反応式も仮定できる;GaBr-4aq+nHTor.←→.GaTnBr3-aor+nH+aq+(n+1)Br-,(n=1,2,3)。これらの全反応式を基礎として安定度定数について理論的考察も詳しくなされた。なお,テトフアルソニウムブロマイドの添加による分配比への影響も検討されクロロホルム層に関する協同効果を確認した(福士忠雄)
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