抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エーテル(E)の中枢作用を中脳網様体(I),皮質運動野(II).背側海馬(III).扁桃核(IV)の神経細胞の活動の変化によって検討した.実験動物はネコ,電気活動の誘導部位は1,III,IV,視床正中核,IIで,そのほか眼球運動,くび筋筋電図なども記録した.実験によってEは中枢に対して二相性作用をもつことが判明した.すなわち浅麻酔から深麻酔にかけて脳波は漸次平坦化し,さらに麻酔が深くなると辺縁系に始まり皮質に及ぶ発作波が出現する.この発作波はIには波及しない.Iノイロンの発火はEにより一方的に減少し,発作波出現行もわずかに上昇するにすぎない.発作波が脳波に出現する他の領域ではノイロン活動は脳波の平坦化までは直線的に減少するが発作発現とともに著増する.Eは中枢に対して二元性に作用し一元的概念は適応されない:参28