抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中性子照射したAl-Li合金中の照射により生じたガスの挙動を200~600°Cの温度範囲でしらべた。ガス気ほうは75°Cでの照射中に均一に核生成するが,これらのガス気ほうは原子空孔の非平衡によって与えられる駆動力の影響の下で移動と粗大化の過程とによって成長する。成長過程中に格子ひずみエネルギーが保存されて,気ほうの内圧Pが表面張力γとP=2γ/rのように平衡を保つことが実験的に認められた。成長過程の時間依存性は温度に強く依存しており,600°Cのr∝t
0.97から200°CのCr∝t
0.02に変化する。(r:気ほうの平均半径,t:焼なまし時間)500°Cまたはそれ以下の温度で焼なました後に小さい気ほうがいぜんとして存在するのが認められ,このことからこれらの温度では全ての気ほうが成長過程に参加するのではなくまた,ガスの溶解が作用しているのではないことがわかる。原子空孔濃度の大きい条件下では(111)型の面が主に発達し,(100)型の面は少なく,粒界の近くにdenuded zoneが認められる(渡辺りょう治);写図15参22