抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネコ,ラット,マウスに種々量のR.I.(
90Sr,
32P,
144Ce)を投与し,一定期間飼育後,大たい骨,がく骨,歯そう骨,歯牙,歯胚,だ液せんなどの各臓器を摘出し,各組織内蓄積線量,病理組織学的変化および双者の関係について検索.各臓器のR.I.蓄積量はR.I.投与量および照射時間に比例し,軟組織より硬組織に多く,その沈着配分はR.I,によりかなりの差があり,歯牙組織では完成歯より発育歯に多く認めた.一方組織学的変化では主要細胞の核濃縮,い縮および消失などが発現し,二次的障害として歯牙硬組織の形成不全および異常形成,歯髄い縮,歯肉の壊死,骨髄造血組織の障害,だ液せんの退行性変化などが発現,これらの変化はその臓器の蓄積線量および被爆時間とほぼ平行関係にあるが,同一レベルの蓄積線量でも臓器によって病理変化の表現程度にかなりの差があり,これには生体の成熟,幼若あるいは臓器の完成,未完成が作用するものと考察.