抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
酵素分解法は,平均95%収率で,羊毛を加水分解してその構成アミノ酸にすることができる。羊毛を最初還元し,カルポキシメチル化し次にプロナーゼと,プロリダーゼとロイシンアミノペプチダーゼとの混合物とで加水分解した。この方法はアスパラギン酸,アスパラギン,グルタミン酸,グルタミン,トリプトファンさらに酸加水分解で検出される通常のアミノ酸を定量的測定することができた。各種羊毛および人髪中に存在するリジンとグルタミン(あるいはアスパラギン)との側鎖間ペプチド架橋結合の存在を確認した。この架橋結合は本研究で用いたたんぱく加水分解酵素では加水分解されない。アセチル化羊毛とジ(ザニトロフェノール)セバケートで処理された羊毛の酵素分解法による分析の結果,リジン残基のアシル化が行われている点を確認した;写図5表3参30