抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ピーマン,アスパラガス,ホウレンソウ,および大根葉を室温と冷蔵短期貯蔵中の遊離アミノ酸(F.A)と不揮発酸(N.V.A)の消長をペーパークロマト法により調べ,鮮度の度合を成号的にみるため還元型ビタミンCも同時に定量,貯蔵,試験中F.Aではロイシン,フエニルアラニン,GABA,アラニン,グルタミン酸などを含めた12種がみられ,N.V.Aではマリン酸,くえん酸が共通して存在.室温と冷温貯蔵中のF.AおよびN.V.Aの消長をその成分量の増,減および不明瞭の3傾向に分けたところ植物の種類を問わず増減傾向は同一であり,すべて代謝と関係のある物質であり,また変化は室温貯蔵の方が活発である.ホウレン草および大根葉貯蔵中の還元型ビタミンCの消長ば室温では貯蔵開始より4日目にかけて損失が大きく,これに較べ,冷温貯蔵ではその損失が緩慢である.鮮度低下時期と成分変化時期が一致するところから,中間代謝成分の量的変化をみることによって,そ菜果実の収獲後における状態を推測することが出来る.