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J-GLOBAL ID:201602007182033547   整理番号:71A0370447

メスバウアー効果による,FeF2誘導体ルチルおよびトリルチル化合物の秩序無秩序の研究

Moessb auer st udies of order and disorder in rut-ile and trirutile compounds derived from FeF2.
著者 (3件):
資料名:
号: 13  ページ: 2218-2224  発行年: 1971年 
JST資料番号: B0607A  CODEN: JCSIA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ルチル構造FeF2からの誘導体について,陽イオン秩序の欠如と磁気的秩序度を,広い温度範囲にわたってメスバウアー分光法で研究した。Fe2+化合物FeCoNiF6,Mg2FeF6およびMgFe2F6は無秩序なルチル相で,ネール温度は成分の金属二ふっ化物のそれらの加重平均である。陽イオンのまわりの局所的な環境が異なるため,超微細相互作用磁場は各化合物の平均値のまわりにI30kGのひろがりをもつ。混合原子価ふっ化物LiFe2F6は常磁性領域および磁気的秩序状態の両方で,Fe2+とFe3+とが分離したスペクトルを示し,これはそれぞれの酸化状態が完全で電子の跳び移りがないことを意味する。狭い線幅は陽イオンがトリルチル構造の中で幾何学的に完全に規則的であることに対応し,c軸方向の陽イオンの並び方はLi+(Fe2+↑)(Fe3+↓)Li+(Fe2+↓)(Fe3+↑)で全体として反強磁性であることがわかった。一方,トリルチル化合物LiMgFeF6は四極子分裂の広がりから,c軸に沿って3層目ごとにFe3+が並び,間の2層にはL+とMg2+とが不規則にはいっていると思われる。このモデルは,1.4Kでも磁気的秩序がなく,この温度および4.2Kでは磁気的に希薄なFe3+イオンに特徴的な遅いスピンスピン緩和の効果が観測されたことから考えついた(大矢とし江)
シソーラス用語:
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