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J-GLOBAL ID：201602007208390203   整理番号：67A0358773

うるし塗膜の劣化

著者 (2件)： 登石健三 (東京国立文化財研) ,  見城敏子 (東京国立文化財研)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 40  号： 2  ページ： 92-93  発行年： 1967年 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 0.0lmm厚のうるし膜に紫外線照射し,赤外線吸収スベクトル変化および重量変化を調べた結果,α,β-ジケトンの吸収が増加し,メチル基,メチレン鎖,パーオキサイド,水酸基が減少することを認めた.このことから,塗膜の紫外線照射による劣化の機構はキリ油の自動酸化反応の場合に似ており,共役二重結合部位において重合または酸化分解反応が起こり,α,β-ジケトンを生成し,さらに一部は重量損失から低分子化合物に変化して揮散すると考察:参10

引用文献 (10件)：

• 1) S. C. Chang, F. A. Kummerow ; J. Am. Oil Chemists' Soc., 403 (1953).
• 2) A. Weissberger ; Technique of Organic Chemistry, Vol. 9 Interscience Publishers, Inc., New York 433 (1956).
• 3) 中西;赤外線吸収スペクトル, 南江堂 (1960) p.48
• 4) 桑田, 熊野谿;化学関係学協会連合秋季研究発表大会
• 5) 中西;赤外線吸収スペクトル, 南江堂 (1960) p.28

タイトルに関連する用語 (2件)： うるし ,  塗膜