抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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絶縁物の内部摩擦の理論を粘度の相関関数表示を使って論じた。変位が充分小さくてフォノンを使える場合を対象としたので,塑性流動にはこの理論は適用できない。この理論は熱伝導理論に非常に良く似ているが,しかしまたいくつかの点で異なっている。ボルツマン方程式は運動量輸送,すなわち粘度に対しては適用できない。また熱伝導論とは反対に,umklappの過程を無視すれば,粘度は有限になる。微小な運動量はフォノンの群速度で輸送されないことも,熱伝導と異なる興味ある点である;参17