抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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市場より得た33種の魚類および3種の加工品について脊肉中の脂質を抽出し,含油量,Liebermann-Bnrehardの試薬による比色法でコレステロール量,およびガスクロマトグラフィーにより脂肪酸組成を求めた.背肉1OOg中のコレステロールは最低トビウオ9.5mg.最高ワカサギ72mgで,海産魚は40±1Omgのものが多く,淡水および〓水魚は70~72mgであった.背肉脂質は腹肉のそれに比べてC
14;0,C
16:1,C
18;1,C
20;1の含量が低く,C
22;6が多い.含油量の高い肉の脂質の脂肪酸組成は試料により相違するが,含油量1%以下の海産魚17例および加工品3種では,背肉脂質の脂肪酸組成はほぼ類似,パターンを示す.しかしメゴチ等5種ではC
22:6が低く約10%程度で,サタ類も硬骨魚とやや異るパターンを示した.淡水魚のアユ,ドジョウではC
22;6が1.3~2.5%で,著量のC
l8;3が認められたが,ニジマス,ワカサギ,シラウオではC
22;6は14.9~28.9%で海産魚に等しかった.