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J-GLOBAL ID:201602007709693630   整理番号:61A0161576

測定精度1/105の1m半径無鉄心二重収れんπ√2型β線分析計

A one-meter-radius iron-free double-focusingπ√2 spectre-meter for β-ray spectroscopy with a precision of 1:105.
著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 245-286  発行年: 1960年 
JST資料番号: D0208A  ISSN: 0029-554X  CODEN: NUIMA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: オランダ (NLD) 
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4種の空心のコイルを組合せて,γ=60cm~140cmの範囲で軸対称な1/√r型の磁場を作り,さらにこのβ線分析計を囲んだ補正コイルで地磁気を打消している。磁場の形は1/√r形に近く,1/rnとして,n=0.500±0.008である,磁場測定はSerson fluxgate磁力計を使用し,軸方向の10cmにわたる平均磁場を測定している。β線の運動量は空心コイルを流れる電流値から,直接に精度1/105で求められる。コイルの電流は50A-600V直流発電機からとり,コイル(13Ω)と直列に80本の双三極管を入れて,プレート電流制御で電流変動を1/105以下におさえられる。磁場と電流の関係はγ0=100cmのところで約3.94G/Aで,40A(16.000G・cm)で4.3MeVのβ線が収束され,コイルの温度上昇は6°C以下におさえられる。運動量の分解能は0.01%,0.1%,1%において,透過率はそれぞれ0.08%,0.26%,1.1%で光度(線源面積×透過率)は従来のどの分析計よりも大きい。線源の大きさは1~2cm2位で,計数管は25mm直径の端窓型(0.9mg/cm2のマイラフィルム窓付)のメタンガスフロー比例計数管でプラトー長は500V傾斜は0.4%/100Vカットオフエネルギーは20keV,窓膜100μg/cm2の場合ガス圧7cmHgでプラトー長は200V,傾斜は2%/100V,カットオフエネルギーは3keVまで下げられるが高エネルギーβ線の計数率が減ずる,他に低分解能用の2.5in直径,6.75in長さの側窓(38mm×127mm)型比例計数管と高分解能用の12mm直径,57mm長さの側窓型比例計数管(バックグラウンド20cpm)が使用される;図16表8参50(富増)

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