抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モータリゼーションの普及によるタイヤ・チューブの需要増と業界のか占構造によってきれめて順調に成長してきた合成ゴム業界も一つの転期にさしかかりつつある。すなわち,需要面でその過半を占める自動車の成長にかげりが予想される一方,供給体制面では石油化学工業の大形化とともに一貫生産をめざす化学大手の新規参入やIR(合成天然ゴム)の企業化競争が激化している。この結果はん用ゴム部門を中心に過当競争の懸念も生じており,輸出圧力が強まっている。わが国合成ゴム工業の国際競争力は一流の水準にあり今後の輸出産業としても有望視されている。国内市場の健全な発展と国際市場への飛躍のためにも既存市場でのいたずらなシェア争いは回避し,業界全体の視野に立った新規需要の開拓,海外市場の拡大努力が望まれる時期にきている