抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多結晶形ターゲットのスパッタリング効率(ターゲットをとびだした衝突イオンのエネルギ-がスパッタリングする分と後方散乱される分の割合)の測定をエネルギー範囲を大きくして行なった。鉛および銅をターゲットとして80~1200keVのNe,Ar,Cu,Kr,XeおよびPbのイオンを照射したところ,スパッタリング効率はイオンのエネルギーが大きくなると減少することがわかり,この原因として,エネルギーによる散乱断面積の変化と電子的阻止の組合せを考えた。これらの結果は質量比,M
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1,と減少エネルギー,ε,だけで表現し得る。さらに,スパッタリング効率とイオンの入射角(0~45°)の関係をターゲットとして銅,銀および鉛を用い,17種のイオンーターゲットの組合せで測定したところ,スパッタリング効率は入射角の増大とともに大きくなることがわかり,これをSigmundの簡単な理論式で表現した(松井正夫)