抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大気の回転は,非回転惑星上で熱を移動させる最も容易な方法である。緯度円に沿う断面を考える。太陽で加熱されて最初に転倒が起った後に対流細胞ができ,加熱された所で上昇,冷却された所で下降する。何らかの原因で平均帯状風に垂直シャーが生じたと考えると,熱的に形成された細胞が傾き,シャーを増大させるレイノルズ応力が生ずる。対称的対流が平均帯状流に対して不安定になる。この非線型不安定が金星の平均流内にあることを示唆した。金星大気の消散はこの機構が作用することができる程度のものであることを推測し,数値実験で確かめた。金星の上層大気が数日の周期で回転することを示した;写図10参35