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J-GLOBAL ID:201602008026393840   整理番号:72A0363539

ウランの環境汚染に関する研究 II 土壌のウラン吸着と脱着

Studies on environmental contamination by uranium. II. Adsorption of uranium on soil and its desorption.
著者 (2件):
資料名:
巻: 12  号: 3/4  ページ: 94-99  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0337A  ISSN: 0449-3060  CODEN: JRARAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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土壌中でのウラン(U)の挙動を知る目的で,黒色火山灰土壌(クロボク),砂質土壌,ちゅう積土壌を用いて,Uの吸着と脱着に関する実験的研究を行なった。吸着量は,硝酸ウラニル溶液(1μg~10mg/ml)中に各土壌を入れ30分かくはんしたのちそのろ液中に含まれるUを分析して求めた。脱着量は,あらかじめUを吸着させた土壌を蒸留水,硫酸アンモン(5×10-1M,1.4×lO-3M),塩化カリ(1.34M,4×10-4M),りん酸第2カリ(1.44M,2.8×lO-4M)の溶液中で30分かくはんし,そのろ液に含まれるUを分析して求めた。U分析は透過式けい光光度計を用いる固体けい光光度法によった。各土壌のU吸着はU濃度が100μg/ml以下のときにはほぼ完全であったが,それ以上では吸着量は急速に減少し,特に砂質土壌,ちゅう積土壌でこの傾向が著しい。蒸留水による脱着率は,U吸着量が1mg/g土壌以下の場合各土壌とも0.5%以下であったが,5mg/gでは砂質,ちゅう積土壌で数%に達したがクロボクでは0.23%であった。各種塩数の希薄溶液による脱着率は,蒸留水による場合とよく似た傾向にあったが,比較的高濃度の塩数溶液による脱着率は砂質,ちゅう積土壌において著しく高く,高ウラン吸着土壌では30~75%に達したにもかかわらずクロボクでは数%以下であった。土壌のウラン吸着と脱着は,塩基置換容量とは関係がなかった(著者)
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引用文献 (3件):
  • 1. Yamamoto, T., Masuda, K. and N. Onishi (1968) Studies on environmental contamination by uranium. 1. Environmental survey of uranium in Kamisaibara Village, Okayama Prefecture. J. Rad. Res., 9, 92-99.
  • 2. Sakanoue, M. and M. Ichikawa (1961) The fluorimetric determination of small amounts of uranium; An improved furnace and examination of procedure. Japan Analyst (Bunseki Kagaku), 10, 645-651.
  • 3. Baranov, V. I., Morozova, N. G., Kunasheva, K. G., Grigorev, G. I. and V. I. Vernadskii (1963) Geochemistry of some natural radioactive elements in soils. Nucl. Sci. Abstr., 19, 30415.

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