二種類のサポニン(ロンド産-I,チェコ産-II)を用いて,水溶液-トルエン界面における,サポニン膜の表面粘度を濃度(0.05~1.0%)の関数として測定し,水溶液-空気界面における結果(文献)との比較検討を行なった。サポニン正の上記界面膜の粘度は,空気界面における場合よりも低い値を示したが,サポニン II は,空気界面における場合よりも高い値を示した。上記結果は,サポニンの高粘度成分の水溶液-トルエン界面への選択吸着と低粘度成分のトルエン中への溶液(II)およびサポニン分子の炭化水素部分の溶媒和(I)とに基因するものと推定した;写図3表1参10