抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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I.に基いて作られたCERN55°型分離器の試験は,先づAlvgerおよびUhlerの方法により
137Cs(10μAtotal60μA真空度5×10
-6mmHg)および
131I(2μA真空度10
-5mmHg)をトレーサとして測定した結果,誤差の範囲内で縦横共半減値幅約1,5mmであった。汚染はUhlerらのStockholm Separaterと略同じ結果を得たが,磁場規制による高質量数への汚染が少いことや,本装置の拡散が小さいことからむしろ優れていると考えられる.Cs1μA(total10μA)では半減値幅1.0mmとなったが汚染については変化がなかった。Faraday Cage(スリット幅0.3mm)を独自な方法でコレクタ面を走査させた結果,W,Hg,Xeなど安定同位体によるテストで質量比±10%の間でイオン流強度分布形に殆ど変化がなく,半減値幅も略一定であった。主軸に対する傾斜角は理論値24°よりも30°の方がやや適当であることが判った。箇箇のspat sizeは従来の静電レンズによってさらに縮少でき,その他の点においても他の分離器に比し遜色なく,適切な用途の広さおよび全体が軽量(偏向磁極は1ton以下)であることなどは大きな特色と考えられる;図6表1参6(中井 晶)