抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ふっ化チタン酸と過酸化水素との混液(呈色試薬)を加えた際に過チタン酸の呈色反応を示すようなイオン類Si,Al)を含む試料中の鉄を透過率比法吸光光度法により定量する際の条件について検討.試料溶液を5N塩酸酸性とし,鉄(III)をエーテルにより抽出除去したのち,残液に鉄標準溶液の一定量と呈色試薬とを加えたものを対照とし,試料溶液に呈色試薬を加えたものの透過率を透過率比法によって測定し,鉄含有量を求める.本法をけい酸質試料中の鉄の定量に対して適用し,満足すべき結果を得た.本法の所要時間は重量分析の場合の1/4以下である:参7