抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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試験管内実験において,5-フルオルウラシル(5-FU),6-メルカプトプリン(6-MP),メトトレキセート(Mtx)3種のEhrlich腹水がん細胞(Ehr)への取込み機構を検索し,さらに,5-FU,6-MPの取込み機構がウラシル,アデニンの取込み機構に依存する可能性についても検索した.5-FUのEhr.への取込みは,濃縮的,飽和的でかつ温度依存性があり,代謝阻害剤で抑制され,能動輸送によると考えた.ウラシルの取込みははるかに少なかった.6-MPの取込みも5-FUと同じく能動輸送と思われたが,5-FUより量は少なかった.またアデニンは6-MPよりかなり多く取り込まれた.MtxのEhr.への取込みは飽和的,温度依存性であったが,濃縮的でなく,代謝阻害剤により抑制されないことから仲介輸送と考えられた:参21
