抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高速炉用の燃料被覆材として使用されるAISI 316ステンレス鋼のクリープ性について,冷間加工度を変えて検討した。クリープ試験条件は,温度として高速炉の最高使用温度650°Cで,中性子照射により生成されるHeの影響が顕著となる750°C,応力は炉の使用条件にほぼ合せた。結果は,650°Cの場合,低応力においては加工度10%程度を与えた方がクリープ性がよくなるが,750°Cの場合では,加工度を与えない方がよい。この750°Cの場合の原因として,クリープ中に回復が十分に起るからであり,冷間加工はこの回復を促進していることをX線回折から認めることができた。また,クリープ試験および等温焼なましした場合に,各々の硬さをある時間経過後測定すると,両者の差がクリープひずみ速度の傾向をもつこともわかってきた(原報);写図19表1参15