抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標記地域には,“アルプス型”に層するbruciteを含んだ蛇紋岩が,ジュラ系末期の輝緑凝灰岩層中に存在する.本岩の詳細な記載を行なうとともに,さらに一般の蛇紋岩化作用および蛇紋岩体の生成に関して考察を行なった.本岩はおもにantigorite,chrysotile,lizarditeの微晶の混合物からなり,わずかにbrucite(時として多量に)を含む.蛇紋岩は一般にかんらん岩に水が作用して生成したと考えられるが,本地域の場合,特にMgOに富む水溶液の作用によりbrucite成分の多い岩石が生成したものと思われる.この作用は地殻深所で起り,その後の地殻変動により現位置まで上昇した:参39