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J-GLOBAL ID:201602008760918839   整理番号:70A0365844

北海道山部地方の蛇紋岩類,特にブルース石蛇紋岩の産状とその成因

著者 (2件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 123-145  発行年: 1970年 
JST資料番号: F0509A  ISSN: 0021-4825  CODEN: GKKGA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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標記地域には,“アルプス型”に層するbruciteを含んだ蛇紋岩が,ジュラ系末期の輝緑凝灰岩層中に存在する.本岩の詳細な記載を行なうとともに,さらに一般の蛇紋岩化作用および蛇紋岩体の生成に関して考察を行なった.本岩はおもにantigorite,chrysotile,lizarditeの微晶の混合物からなり,わずかにbrucite(時として多量に)を含む.蛇紋岩は一般にかんらん岩に水が作用して生成したと考えられるが,本地域の場合,特にMgOに富む水溶液の作用によりbrucite成分の多い岩石が生成したものと思われる.この作用は地殻深所で起り,その後の地殻変動により現位置まで上昇した:参39
引用文献 (40件):
  • Bowen, N. L. and O. F. Tuttle (1949), The system MgO-SiO2-H2O, Geol. Soc. Am. Bull., 60 439-460.
  • Deer, W. A., R. A. Howie and J. Zussman (1965), Rock-forming minerals, Vol. 3, Longmans, London.
  • Faust, G. T. and J. J. Fahey (1962), The serpentine group minerals, U. S. Geol. Surv. Prof. Paper, 384A, 1-92.
  • 原田準平 (1943), 最近本邦において発見された稀有の晶相及び結晶面を有する磁鉄鉱に就いて,岩鉱, 30, 236~241.
  • 林正雄 (1968), 四国地方蛇紋岩の化学的特徴,岩鉱, 59, 62-72.
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