抄録/ポイント:
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希土類元素および近隣元素の放射性同位体は普通の条件のもとでは極めて沈殿しにくい.均一沈殿はよい結果を与えない.均質沈殿の終点では,微量成分を伴った沈殿の汚染が増えることが認められているが,均質沈殿の三つの場合は区別されねばならない.(1)沈殿剤が過剰にある場合の溶液の酸性度の減少に伴うもの,(2)溶液中にあらわれる沈殿イオンに伴うもの,(3)錯化合物が徐々に分解してくるもの.(1)-(2)の場合には,局部的な過飽和現象,機械的な捕獲,非平衡沈殿の形成などの要因は排除しているが,第三の場合には,沈殿の汚染の根拠がもっとも少なく,ある条件のもとで沈殿上に分離が可能である.3価希土類元素および近隣元素に対するよう素酸塩の研究はほとんどないがKIO
3飽和溶液中でよう素酸セリウムの沈殿は
140La,
147Pm,
90Y-
90Srを完全に捕えKIO
3は溶解性の錯陰イオンを形成せず,KIO
3の存在下のトリロンBとCe(III)の錯化合物の分解,よう素酸セリウムの均質沈殿を有利にする.Radiokhimiya 2[6]723~727(’60)の英訳;図6 表1 参21