抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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132Te
β-132→Iのβ線の反跳を利用して,核分裂生成物の一つである
132Teから娘核種の
132Iを無担体で分離する方法および装置を考案した。この装置の要点は,陽イオン交換樹脂にSn
2+イオンを吸着させ,そこに担体入りの放射性Te(IV)の溶液を徐々に流して樹脂上でTeを金属状に還元する。このようにして作成したTeの樹脂柱に蒸留水を流し,一定時間Teと接触させた後に流出させると
132Iが溶離してくるというものである。この方法は操作が容易で,収率が高く,放射能を扱う上で安全という点がすぐれている。また他の方法で製造したものより放射化学的にも化学的にも純粋な
132Iが得られることが実験的に確かめられた。なお
132Teの元素状のものからβ
-崩壊でできる
132Iは90%までがI
-となっていることもわかった:図3表3参9(馬淵)