抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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核DNA量の顕微分光測定法の改良のため,固定組織よりの細胞分離法を開発し,本法を胃組織に応用,胃がんやその他の胃疾患の組織学的所見と核DNA量との関連性につき考察.固定組織よりの細胞分離を2Na-EDTA,粗ブロメラインと超音波を用いて行なった.本法により分離された細胞の核DNA量は極めて少なく細胞の質的変化を示さない.核DNA量ヒストグラムにおける良,悪性との鑑別点は4.0n以上の細胞核の占める割合が5.0%以上であるか否かであり,この点をがんの診断基準とした.本法は早期胃がんの診断に極めて有用である:参46