抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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石炭の需要が生産を上回り,1970年には石炭の不足が世界的な傾向として表面化してきたが,このような石炭の品薄は原子力発電計画の遅れ,エネルギー需要の予想外の急激な伸び,天然ガス生産量の不足,労働力の不足,原料炭の輸出増大などによるものである。石炭埋蔵量には心配がないけれども,大気汚染防止のために低いおう炭を確保しなければならない。世界の石炭埋蔵量には4兆7000億t以上といわれているが,そのうち約1/2がアジア,1/3が米国,残りが欧州,豪州,カナダ,南アに属している;写図7