抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イバラキ病はウシの流行熱様疾患で,イバラキウイルスによって起る.このイバラキウイルスは1959年から1960年にかけて関東以西の西日本各地で大流行したウシのえん下障害および口内炎などを主徴とする疾患の病原体として,自然感染ウシおよび実験感染ウシから分離されたウイルスである.本病はその季節的発生状況,臨床症状および病理組織学的所見などからブルータンダ(BT)に類似しており,またこのウイルスは組織培養,発育鶏卵,実験初期などの宿主に対する態度がBTウイルスとよく似ており,さらに物理化学的性状あるいは電子顕微鏡像などがBTウイルスときわめて近緑な関係にあったが,両ウイルスの血清学的性状については,中和反応および補体結合反応でも,血清学的な関係はみられなかった:参23