抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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正常系および赤赤の化蛾直後の蚕蛾にっき尿を採取し,ぎ酸:n-ブタノール:水(6:6:1),コリジン:0.5M,りん酸カリウム溶液(2:3),n-ブタノール:酢酸:水(4:1:1)および0.5Mりん酸カリウム溶液の展開溶媒によるペーパークロマトグラフィーおよびn-ブタノール:酢酸:水(4:1:1)による薄層クロマトグラフィーにおけるRf値から尿中赤色色素は,正常系でシンバリン酸,(I)赤赤はキサントマチン(II)の標品と一致した.また単離された色素の吸収スペクトルは正常系でIの標品と一致し,240,430,450mμに,赤赤ではIIと同じ240,500mμに吸収帯があった.以上より赤色色素は正常系はIで,赤赤はIIであると確認.次に赤赤につき蛹期から化蛾期のII量の変動を測定した結果,IIは蛹期前半にほとんどみられず,化蛾直前に急増し,最高値を示し,雌雄で含量に差異を認めた:参8