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J-GLOBAL ID:201602009222138528   整理番号:64A0263805

オキサジアゾール環を有する新ニトロフラン化合物(I)抗菌性,血中濃度,尿中排泄および毒性

著者 (1件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 99-102  発行年: 1964年 
JST資料番号: F0608A  ISSN: 0009-3165  CODEN: NKRZAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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新しいニトロフラン化合物2-[2-(5-ニトロ-2-フリル)-ビニル]-5-メチル-1,3,4-オキサジアゾールおよび2-[2-(5-ニトロ-2-フリル)-ビニル]-1,3,4-オキサジアゾールの生物学的性質を既存のニトロフラン化合物と比較.E.coliに対する抗菌力はニトロフラン化合物としてはあまり強くないが,他の化合物では効き難いTrichophytonやCandidaに対して効菌力を示した.尿中排泄は前者では認めず,後者ではわずかに認めた.またマウス胃内投与時のLD50は前者が2400mg/kg以上,後者は510mg/kgであった.ウサギに100mg/kgを胃内投与した場合の血清中濃度をE.coliを試験菌とする比濁法で測定したが,0.3~0.9mg/mlであった.供試の各種ニトロフラン化合物はすべてTrichomonas vaginalisに対して顕著な抗生作用を示した.
引用文献 (13件):
  • 1) SHERMAN, WILLIAM R.: 5- Nitro- 2-furyl-substituted-1, 3, 4-oxadiazoles, 1, 3, 4-thiadiazoles, and 1, 3, 5-triazines. J. Org. Chem. 26, 88, 1961.
  • 2) 大山昭夫, 堀田進: 異節環を有するNitrefuran誘導体の抗菌作用並びに毒性について. 日本化学療法学会第10回総会, 昭和37年6月.
  • 3) 西海枝東雄: ニトロフルフロール概説. 薬学研究 20, 24, 1948.
  • 4) 服部哲也: ニトロフラン化合物の生物学的研究, III, 各種化合物の生物学的性質の比較. Juntendo Med. J. 6, 568, 1960.
  • 5) 三浦孝次, 池田政男, 大橋富次, 市村圭子, 五十 嵐良子: フラン誘導体の化学的並びに実験化学療 法的研究, 23. 3-amino-6-(5-nitrofuryl-2-ethy1)-1, 2, 4-triazinhydrochloride(Panfuran) の薬理作用について. 金沢大学薬学部研究年報, 11, 14, 1961.
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