抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヨーロッパに広く発達するコイパー統マールは,湖や外洋に連絡した塩水湖で,風や水によって周囲の高地から運ばれた細粒炭酸塩質粘土がたい積してできたもので,工学上問題の多い地層である。このような問題点は主として鉱物学的な原因によると考えられていたが,最近では粒子の微細構造によるものではないかと考えられるに至った。微細構造をみるとたい積時の土粒子がきわめて開いた構造をなしており,これらは2μ以上の石英粒などが集合したものと,偏平な粘土鉱物が綿毛状に集合したものに分けられる。綿毛構造が風化によって不均質に崩壊すると工学的に悪い性質が発生する;写図2参7