抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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加熱溶連菌をよく洗浄した後がん細胞に作用させた時のマウス移植実験で,たまたましゅよう発生の抑制か起るという予想外の結果に遭遇した.そこで溶連菌の抗がん活性に対する熱処理の影響について検討を加えた.加熱溶連菌のマウスEhrlich腹水がん細胞に対する抗がん作用について,in vitro-in vivo方式による移植試験を行なって検討し,次の結果を得た.従来,抗がん作用がまったくないとされていた60°C,80°Cあるいは100°C,30分加熱溶連菌にも強力な抗がん活性が実証された.加熱溶連菌の抗がん活性の実証には,非加熱菌と異なって菌体の加熱後の洗浄とがん細胞に対する反応時間の延長が必要であった.加熱溶連菌の抗がん活性は,由来した菌培養1夜の老若度に影響されることがなかった:参13