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J-GLOBAL ID:201602009410896758   整理番号:61A0161661

新しいイオンー分子反応とその放射線化学に対する意義

Keue Ion-Molekuel-Reaktionen und ihre Bedeutung fuer die Strahlenchemie.
著者 (1件):
資料名:
巻: 64  号: 8/9  ページ: 1015  発行年: 1960年 
JST資料番号: E0432A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU) 
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質量分析計中で電子衝撃によって生じたイオンと中性分子の反応については多くの報告があるが,放射線化学においても大抵のイオンは100V以下の電子でつくることができるので原理的には同様の反応を考えるべきである。質量分析計ではよう素-メタン混合物から,CHnI+(n=0~4)を生ずるが,これは電子衝撃によって生じたイオンがCHn++I2→CHnI++IまたはCHn+1++I2→CHnI++HIの式で示されるイオン-分子反応によってっくられるものと考えられている。しかしながら,CH4I+はよう素分子のイオン化電圧より1.3V高く,またメタンのイオン化電圧より1.6V高い電圧で生じ,そのイオン化収率平曲線は22V付近に幅広い極大をもつ原子の励起収率曲線に類似した田線であること,励起されたI2+が活性エネルギーなしにイオン分子反応を起こしうることを考慮するとI2++CH4→CH4I++Iも考えねばならない。さらにI2+は水,メタノールと反応してH2OI+,CH4OI+を生じ,よう素とアルゴン,クリプトン混合物からAI+,KI+が見出されることなどから,放射線化学においてよう素を遊離基補獲剤として使用する場合には,よう素イオンとのイオン-分子反応を顧慮することが必要である(藤堂)
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