抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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子ウシの胸腺核たんぱく質水溶液およびDNAと子ウシの胸腺ヒストンの混合物の水溶液に200kVのX線を照射した。各試料には10
5rad程度の全線量を照射した。照射および未照射の系について,上記の2種の物質の核酸中の個々の塩基を定量し,無機りん酸の分離速度を測定した。核たんぱく質水溶液では,照射した系と未照射の系とで検出できる程の変化は認められない。しかし,DNAとヒストンとの混合物の水溶液では分解が認められる。この事実は,有糸分裂のある段階-たんぱく質とDNAとが分裂する-で細胞核が高い放射線感度を持つことを説明できる