抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生体に加わったアノキシア(I)の心筋グリコーゲン(G)量に及ぼす影響および摘出心臓における解糖作用について検索し,次の結果および結論を得た.(1)ラットの心筋G量は30~40秒間の無酸素条件で分解され,40秒では死亡する.死亡例ではGはほとんど分解されている.しかしI後ふたたび空気中におくと,速やかに回復.(2)心筋のホスホリラーゼaは,Iにより増加,心停止後は低下し,その速さは無傷な心臓よりもはやい.(3)ウシガエルの心臓全かん流により心筋内Gは徐々に減少し,停止例ではほとんど消失.(4)正常ウサギの心臓摘出により,急速なG分解が起るが,死後一時間以降はゆるやかとなる.(5)心停止時の心筋内G量は,心停止前のIの程度によって左右される:参18