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J-GLOBAL ID:201602009475201480   整理番号:71A0355266

抗コリンエステラーゼ薬(3H-ジスチグミンブロミド)の白ラットにおける腸管吸収,臓器および組織内とり込み

著者 (4件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 299-304  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0916A  ISSN: 0021-5384  CODEN: NNGAA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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distigmine bromideは機能基である4級アンモニウム2個がヘキサメチレン基で結合した構造を有し,true cholinesterase(true ChE)と結合して抗ChE作用を発揮する薬物である。最近,本薬はし緩性便秘に用いられて高い有効率が報告されている。われわれは,本薬が腸管組織のいかなる部位に入りその作用を現わすのかを知る目的で,3Hを標識したdistigmine bromideを使って,白ラットで腸管からの吸収,臓器内とり込み,さらにautoradiographyで腸管組織における局在を検討した。その結果吸収率は投与120分後で約80%,臓器別とり込みは肝に3~5%と最も多く,その他,脳,心肺,じん臓には1%前後であった。autoradiographyで腸管組織内の3Hの存在部位を調べると,銀粒子は,Auerbach神経そうを除く筋層にびまん性にみられたが,この所見は腸管のChE分布を組織化学的にみたDonhofferの報告にみるtrue ChEの存在部位と一致するものと思われる
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引用文献 (10件):
  • 1) 中尾喜久,字尾野公義,田辺等:重症筋無力症に対する抗Cholinesterase剤Ubretidの治療効果について,診断と治療, 54: 2294~2301, 1966.
  • 2) 中川哲也,高山武彦,伊藤〓,河野友信:弛緩性便秘に対する副交感神経興奮剤Ubretidの治療効果について,診断と治療, 56: 2224~2226, 1968.
  • 3) 佐伯嘉久,井上幹夫:弛緩性便縦に対する副交感神経興奮剤Ubretidの治療効果,臨床と研究, 47, 973~980, 1970.
  • 4) 日野貞雄,慢性便秘症に対するUbretidの臨床治験,診療, 23: 748~750, 1970.
  • 5) 菊池弘明,伊藤隆,佐藤東,富田重照,鹿野真勝,里見匡迪,菊池久子, Ubretidの弛緩姓便秘に対する治療効果並びに白鼡における吸収及び臓器分布について,診療, 23: 2226~2231, 1970.
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