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J-GLOBAL ID:201602009489230334   整理番号:72A0407456

酸性銅-ニンヒトリン試薬によるリシン強化食品中の遊離リシンの定量

著者 (3件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 331-335  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0624A  ISSN: 0021-5376  CODEN: EISOAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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酸性水溶液系で銅-ニンヒドリン試薬によるリシンの定量条件を検討し,本法でリシン強化食品中のリシンを定量して従来のFolin試薬による比色法(F),微生物定量法(B)と比校した.また,本反応のリシンに対する選択性を利して強化パン中リシンの有無を判別する簡易定性法を検討した.定量条件はClark-Lubs緩衝液でpH1.3,吸収スペクトルは475mμ,ニンヒドリン濃度は1%,銅濃度0.5%,反応時間25分とし発色試薬は混合して保存した方が安定性が良い.リシンを強化した食パン,インスタントラーメン,カレールウについて本法,F法,B法によりリシンを定量しほぼ満足できる値を得た.簡易定性法はパン1cm3(約0.2g)に試薬を5ml加え10分間加熱することによりリシンの有無を判別できる,本法はリシンに特異的反応のため,あらかじめ分離操作を必要としない利点がある:参8
引用文献 (8件):
  • 1) 高居, 渡辺, 佐藤, 岩尾: 栄研報, 昭 35, 21 (1962)
  • 2) 大柴, 川北: 醗工 42, (3), 169 (1964)
  • 3) 岩井: (日本分析化学会編) 基礎分析化学講座, 29, p.68 (1965) (共立出版)
  • 4) 田村, 角田, 桐村, 宮沢: 日農化誌, 26, 464 (1952)
  • 5) Chinard, E.P.: J. Biol. Chem., 199, 91 (1952)
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