抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各地土壌中より分離した放線菌3株の培養液中から新抗生物質を単離,ネガマイシン(I)と命名.Iは無色粉末,融点110~120°C(分解),[α]D
29+2.5°(c2,H
2O)水溶性.紫外部吸収は末端吸収のみ.電気泳動,誘導体の性質などから1つのカルボキシル基,2つの塩基性基をもつ.ジ-N-アセチルIメチルエステルの高分解能質量分析像から分子式C
14H
26N
4O
6,分子量,346.185.各種グラム陽性菌,グラム陰性菌に有効.多剤耐性R因子を含む菌にも有効.栄養培地より0.5%ペプトン培地の方がやや抗菌力増大.血清添加による影響なし.ウサギ筋注で血中濃度上昇大,尿中に高濃度排せつ.マウス各種寒験的感染症に対し有効.起炎菌がグラム陽性菌,多剤酎性株および緑のう菌を含むグラム陰性菌でも有効.毒性は非常に低い.