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J-GLOBAL ID:201602009542115500   整理番号:61A0163792

水溶液中でα崩壊によって生ずる208Tlの原子価

The valency of 208TI formrd by alpha-decay in aqueous solution.
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巻: 14  号: 1/2  ページ: 132-133  発行年: 1960年 
JST資料番号: C0301A  ISSN: 0022-1902  CODEN: JINCAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR) 
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α崩壊によって生ずる放射性の原子またはイオンから電子が失われることによって酸化が起こる可能性を検討するために次の実験を行なった。トリウム試料の娘核種から生ずる放射性沈積物からThCの溶液を作り放射性沈積物を鉛とビスマスの担体を加えた硝酸に溶かし,ThB硫酸鉛の沈殿を作って除く。ThC”(208Tl)はTl+とTl+++(および硝酸,硫酸)を含む溶液中で生成させる。放射平衡に達したのちThCをりん酸ビスマスとして沈殿させる。ThC”フラクションの分離には1),Tl+++フラクションを塩酸-エーテル系で抽出する方法と,2)Tl+イオンをTlBrとし,Tl+++イオンをTl(OH)3として沈殿させる方法を用いた。結果は次のりである。分離法 濃度比Tl/Tl+++ Tl+の放射能百分率 抽出法 3 71;69;67;73(平均:70) 抽出法 1/3 63;67;66;65(平均:65) 沈殿法 3 77;71 (平均 74) 沈殿法 1/3 71;74(平均 72) ThC”の1価と3価のTlへの分布が濃度比に幾分依存する可能性を否定できない。濃度比の影響は,204Tlを用いた実験で認められるようにThC”の生成に必要な時間内での交換反応によって説明される;表1参2(富田)
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