抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フェノチアジンの膜作用を解明するため吸着剤としてカーボンブラック(CB),グラファイト(GP),シリカゲル(SG)およびポリエチレン(PE)を用いて溶液からの吸着を検討し,医薬の物理化学的性質および生物活性とに関連づけた.CBとGPの吸着等温式はLang-muir式と一致し,SGでは多層吸着様現象を呈した.フェノチアジン類はPEによる吸着能から3群に分類可能.吸着量は5位のスルホキシド基,9位のR
10′Nの分子容,および2位置換基の大きさの影響を受け,緩衝液のpHが5~8で増大し,pHの効果は分子の疎水および親水平衡によると推定.尿素添加による吸着の減少は吸着が疎水相互作用によるためで,CBの吸着は溶液の表面張力低下およびCHCl
3-0.2NHClによる分配係数とともに増大.吸着能と神経ち緩および溶血活性とに相関性を認めた:参30