抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昭和44年4~6月,川崎巾内菓子製造工場95軒とその従業員332名および菓子231検体を採取し,別に一般作業宇3室とその従業員12名から検体を採取して環境衛生学的,食品衛生学的に検討した.菓子工場の空中落下細菌(マンニット塩寒天平板培地20分露出,37°C,36時間培養)ではぶどう球菌76.8%で病原性ぶどう球菌4.2%が検出され,一般作業室では3室からぶどう球菌を検出したが病原性のものは認められなかった.病原性ぶどう球菌は菓子類から16%検出され,和菓子の方が洋菓子より検出率が高かった.落下細菌検出工場の菓子および保菌従業員のいる工場の菓子からは両者が陰性の工場の菓子より病原性ぶどう球菌の検出率が高かった.以上から食品工場における環境衛生・食品衛生面での衛生管理に注目すべきである:参17