抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トリチウムのβ崩壊に際してシクロプロパンの水素の置換のごとく高い活性化エネルギーの必要な反応が誘導され,また同時に多数のトリチウム標識化合物が生成することが見出された。シクロプロパンにトリチウムを加えた気相糸で生成物をガスクロマトグラフを用いて分析するとトリチウム化したシクロプロパンの他にプロパン,プロビレン,イソブタン,エタン,エチレンおよびアセチレンなどが認められた。T
2のβ崩壊に伴う標識化の反応は,生成した(
3HeT)
+によるものと,放出された電子によるものとがあるが,生成した標識化合物の収量(トリチウム1原子の崩壊あたりの生成数)が明らかにT
2の濃度に伴って変化することから(
3HeT)
+とともに崩壊により放出されたエネルギーの高い電子がこれらの反応を誘導することが確められた。標識化合物の収量に対するNOや温度の影響を説明するためにイオン反応,ホットアトム反応か生起しているものと推定される;図9表2参12(富永)