抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
重水型原子炉運転には不可欠な問題であるが,筆者等はほう酸1100ppm,およびその他微量の不純物を含有する重水2tを,イオン交換樹脂により精製して純粋な重水を得た.最初にイオン交換樹脂によるほう酸除去の数次の実験結果,次にイオン交換樹脂の重水素化について述べた.軽水による重水濃度低下を防ぐため樹脂をあらかじめ重水素化しておく必要がある.重水素化は最適線速度0.8m/hであり,また,線速度を一定に保つ事が最も重要である事を明らかにした.重水素化に関する文献は少いので,かなり詳細に実験経過を示した.最後に,以上の実験結果を基にしてほう酸含有重水2tの精製を行った結果をまとめた.精製後の分析値は,重水濃度低下皆無,ほう素含有量0.05ppm以下,溶液比抵抗10MΩ以上という満足すべき値である;写1図5表3