抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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炭素を飽和したPuC
1-xとPu
2C
3の多結晶体試料について中性子回折による研究を行なった。両者ともターゲットは
239Puの熱核分裂による高速中性子のバックグランドを最小にするために
240Puにとんだ物質からつくった。PuC
1-xでは磁気転移が約100°Fで起こるのが認められた。また規則構造は反強磁性的な対をなした強磁性層から成ることがわかった。一定スピンの面は(001)面であり。スピンベクトルは(001)面に垂直に並んでいる。Pu
2C
3では低温磁気規則化は認められなかった。この化合物についての結晶の位置パラメータの計算は室温の回折のデータを用いて行なったが,X
e=0.2896±0.0005,X
pa=0.0492±0.0005で熱的パラメータはB=0.69±0.06A
2であった。これらのデータから計算したC-C結合の長さは1.39Aである。二つの化合物の室温のデータを用いた結果,純粋な
240Puのcoherent scattering amplitudeが0.38×10
-12cmであることがわかった(渡辺りょう治);写図3表6参12