抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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二個のα粒子の間の相互作用は核物理の研究において特に興味ある問題である・そして相互作用をする粒子が同じであり,スピンがゼロである事およびその結合エネルギーが非常に大きいという事は,この問題の実験的および理論的解析を非常にやりやすくしている.Α粒子はもっと複雑な原子核における重要な基礎構造と考えられているので核構造理論では特に重要で,この相互作用に関する詳細な知識は核子-核子間の力から核構造の細目を解明するための踏み石となるであろう.バークレーの可変エネルギー・サイクロトロンによって今まで得られなかうたエネルギー領域のαビームが得られるようになったのでこのαビームを用いて53~120MeVのエネルギー領域のα-α散乱をリシューム・ドリフト型のSSDを用いて測定した.得られた微分断面積は複素数表示の位相ずれで解析した.位相ずれの実部はエネルギーと共にスムーズに変り,1=0,2,および4の位相ずれは低エネルギー領域で現れた傾向をつづけて示していた.又1=6の共鳴が重心エネルギー26MeV位にある事がわかった=図8表5(西村奎吾)